鹿児島ミッテ１０のシネマブログ

【あらすじ】

恐竜博の化石発掘体験でとある石を見つけたのび太。「絶対に恐竜のたまごだ！」と確信する。
当然のごとく、ジャイアン・スネ夫はそんなわけないだろ！とできなかったら目でピーナッツ食べろよとの無茶ぶり。
まさかのヒロインしずかちゃんも、あらあら、のび太さんまたすっとんきょうなこと言って。という感じ…。

しかし確信する のび太は急いで家に帰り、ドラえもんのタイムふろしきで化石を包む…

そして、生まれたのは双子の恐竜だった。
臆病でおとなしい緑色の恐竜にはキューと名付け
活発であかるい桃色の恐竜にはミューと名付ける

（小学生あるあるのペット親にねだるとき、絶対ぼくが世話するもん‼という誰もが宣言するやつかに思えたが）
のび太は愛情をたっぷり注ぎ、押し入れに隠しながら、傷つかないように、大切に大切に育てた。

すくすくと育つキューとミュー。
やがて大きくなるにつれ、もうここでは飼えない、現代ではやはり生きづらいのでは…と葛藤するのび太だった。
そしてのび太は決心する。
キューとミューにとって、一番いいのは元の時代に返してあげること・・・・。

のび太とドラえもんとみんなは、2匹を白亜紀まで連れていき、群れを探し出す旅にでる。
未知の世界への大冒険。のび太やジャイアン・スネ夫・しずかちゃんは楽しく冒険を続けていく。

でものび太には気がかりなことがひとつあった。
それは、ミューに比べ、体が小さいキューは尻尾も短く、空も飛べない。
弱肉強食がものをいう白亜紀ではきっとキューは生きていけない。

のび太は必死でキューを応援する。
飛ぶために、生き延びるために、幸せに暮らしてもらうために、自分は逆上がりもできないのに…。

しかし、この時代は白亜紀。
恐竜が滅亡したと言われるその日は刻々と近づいていた…。

【観て思ったこと。】

やっぱり最高だな、ドラえもん。

50周年で映画公開40本の本作。あの、のび太の恐竜（映画１本目と2006のリメイク）の要素に加え、
本作は川村元気さんが脚本を務めます（「君の名は」「モテキ」など数々のヒット作を出したプロデューサー。
プロデュースも、脚本も小説も多く輩出する。ちなみにドラえもんのび太の宝島も脚本を手掛ける）

でも…のび太の恐竜でしょ。リメイクでしょ。知っているよ。観なくてもいいや。という方…


そんなわけあるかいっ！

今回のドラえもんは今までのドラえもんファンと、これからのドラえもんファンに捧ぐ一本なんだ！
（伏線回収とか、かつてのオマージュ的なこととか、大人にも刺さる要素もあることは割愛させて頂きますが）

マジで面白い！で、泣ける！3回泣いた！本当に泣けた！
はじめての方はもちろんだけど、ドラえもん好きほど楽しめる一本です！



本当にいい歳して泣いてしまった…。



そういえば、本日番組にメッセージを頂いた方で
「ドラえもんを観た。“いい歳”して号泣してしまった。
娘を誘おうと思うけど、“泣くからな”といじられてしまう…」

という素敵なメッセージを頂いた。模範解答だと思う。
時間の都合上さらっとしてしまいましたが、でも、本当に言いたかったのは。

もうそろそろ、終わりにしませんか？この“いい歳して泣いた”という照れ隠し。
普通に、号泣した！めちゃくちゃ泣いた！でいいじゃん！

そんなん、大人がドラえもんで泣くのは当たり前です！
50年続くこの名作。むしろ我々大人の方がドラえもん歴長い！
こちとら、子供のころからドラえもんと共に大人になったんだ！
大人がドラえもんで泣くなんて もはや、あるあるです！

是非、娘さんをドラえもんを観に、映画館に連れてきてください。

もちろん、このメッセージ頂いた方以外もです。
小さい頃の映画館で映画は思っているより、破壊力抜群なんです。
（先日、ジブリの記事でも書きましたが、私の体験上でもそうです）

そして娘さんと一緒に号泣しましょう！

いや、むしろ…

娘がドン引きするくらい大人が泣こうではないか！


大人になったら いろんな目線に気づけて…的な感じではなく
本気でのび太やキューとミューに感情を入れ込んで、
秘密道具や未来のネコ型ロボットを信じ込んで、大冒険しようではないか！

絶対そっちのほうが楽しい！

短いスパンで考えると、多分娘さんは
「うわ、お父さん…マジかよ。」となるかもしれない。
それはそれで確かにちょっと嫌かもしれない。

でも、いつしか娘さんも大きくなって、かつて幼い頃連れて行ってもらったドラえもんを観たとき、
きっと、「私のお父さん、ドラえもんで泣けるお父さんなんだよ！」って彼氏に自慢するに違いない。

そして、娘さんが結婚することになり、結婚式のクライマックスのお手紙で、
「大好きなパパへ、ドラえもんを観て泣くパパ。そんなパパを尊敬しています！」
と 素晴らしい家族の思い出になる！

なんていいエピソードなんだ。

全部、私の妄想なんですけど。
長々とすみません…。


最後に…。
恐竜は死を逃れるために様々な形で進化した。
牙や爪をを大きくしたり、
体を硬くしたり、
保護色を身につけたり。

我々人間は生きるために、
きっと“○○”を進化させたのだろう…。

ドラえもん、激アツ。是非劇場で！


＃鹿児島ミッテ10
＃ドラえもん のび太の新恐竜
＃8月7日(金)公開
＃8/7はのび太の誕生日。