2010年11月18日
「クロッシング」上映について⑥
~メッセージ~
私の人生で忘れられない記憶のひとつに
10年前に見た北朝鮮に関するドキュメンタリー映像がある。
妻と子供たちと共に一家団欒している時だった。
テレビを通して余りにも胸の痛い映像が目に飛び込んできたのは。
コッチェビといわれる5、6歳の幼い子供たちが
道端に落ちているウドンを拾って、汚いどぶの水ですすいで食べている。
私は言葉が出なかった。
私が存在しているということ、私が生きているということに対する
とてつもない懐疑にとらわれた。
すぐ近くで、すぐに行けるに違いない所で起きていることが、
信じられず、恐ろしく、また恥ずかしかった。
その後、私の頭の中からその子供の顔が消えることはなかった。

それから10年が経った今、
「クロッシング」は私の人生を改めて考えさせる作品となった。
ともすると、この作品を完成させるために私は存在するのではなかろうか?
あの時のあの恥ずかしさが
「クロッシング」という作品を最後まで仕上げるための原動力となった。
監督 キム・テギュン

(C) 2008 BIG HOUSE / VANTAGE HOLDINGS. All Rights Reserved.
生きるため、命を賭けて国境を越える人々
国家とは何か 人間とは何か 彼らの存在が私たちの心を激しく揺さぶる
**************************************************************
第28回韓国映画評論家協会賞 音楽賞(2008年)
第16回イチョン春史大賞映画祭(2008年)
子役賞・美術賞・音楽賞・撮影賞・脚本賞・監督賞・最優秀作品賞・審査員特別賞
第21回東京国際映画祭[アジアの風](2008年)招待作品
第81回米国アカデミー賞外国語映画賞部門(2009年) 韓国代表作品
第13回米国ハリウッド映画祭(2009年)グランプリ受賞
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予告
http://mitte10.chesuto.jp/e477163.html
私の人生で忘れられない記憶のひとつに
10年前に見た北朝鮮に関するドキュメンタリー映像がある。
妻と子供たちと共に一家団欒している時だった。
テレビを通して余りにも胸の痛い映像が目に飛び込んできたのは。
コッチェビといわれる5、6歳の幼い子供たちが
道端に落ちているウドンを拾って、汚いどぶの水ですすいで食べている。
私は言葉が出なかった。
私が存在しているということ、私が生きているということに対する
とてつもない懐疑にとらわれた。
すぐ近くで、すぐに行けるに違いない所で起きていることが、
信じられず、恐ろしく、また恥ずかしかった。
その後、私の頭の中からその子供の顔が消えることはなかった。

それから10年が経った今、
「クロッシング」は私の人生を改めて考えさせる作品となった。
ともすると、この作品を完成させるために私は存在するのではなかろうか?
あの時のあの恥ずかしさが
「クロッシング」という作品を最後まで仕上げるための原動力となった。
監督 キム・テギュン

(C) 2008 BIG HOUSE / VANTAGE HOLDINGS. All Rights Reserved.
生きるため、命を賭けて国境を越える人々
国家とは何か 人間とは何か 彼らの存在が私たちの心を激しく揺さぶる
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第28回韓国映画評論家協会賞 音楽賞(2008年)
第16回イチョン春史大賞映画祭(2008年)
子役賞・美術賞・音楽賞・撮影賞・脚本賞・監督賞・最優秀作品賞・審査員特別賞
第21回東京国際映画祭[アジアの風](2008年)招待作品
第81回米国アカデミー賞外国語映画賞部門(2009年) 韓国代表作品
第13回米国ハリウッド映画祭(2009年)グランプリ受賞
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予告
http://mitte10.chesuto.jp/e477163.html
Posted by ミッテちゃんとテンくん at 00:03