鹿児島ミッテ１０のシネマブログ

不定期にスタッフのオススメ作品を紹介します。
作品選びの参考になれば幸いです。

第34回作品「ベネシアフレニア」
2023年4月21日（金）公開作品

【introduction】
監督は、タランティーノも絶賛したヴァイオレンス・アクション・スリラー『気狂いピエロの決闘』でヴェネツィア国際映画祭の監督賞・脚本賞を受賞するなど、スペインひいてはヨーロッパ映画界を代表する鬼才として知られるアレックス・デ・ラ・イグレシア。彼の下に、スパニッシュホラーの傑作『ＲＥＣ／レック』シリーズの撮影監督を務めた俊英パブロ・ロッソや、スペイン版アカデミー賞とも称されるゴヤ賞のノミネート常連で、『白鯨との闘い』などのハリウッド大作も手掛けてきたロケ・バニョスら一流スタッフが集結。イタリアの“ジャーロ映画”へのオマージュを散りばめながらも、近年世界各国で社会問題化している「オーバーツーリズム」を起点に巻き起こる狂気の連続殺人鬼との対決を、スタイリッシュな映像とエクストリームなストーリーテリングで、超一級のエンタテインメントに仕立て上げている。


(C)2021 POKEEPSIE FILMS S.L. - THE FEAR COLLECTION I A.I.E.

【感想】
「ベネシアフレニア」は、ヨーロッパの異才アレックス・デ・ラ・イグレシア監督による最新作です。
映画の物語の舞台となるヴェネツィアは非常に美しく描かれてそのディテールには圧倒されました。
また、映像と音楽のマッチングも素晴らしく全体的に高い完成度を誇っています。

反面、美しい風景やストーリーは素晴らしいが舞台となるヴェネツィアに対する、
観光客の増加による環境悪化が深刻な社会問題となっていることにも気づかされる作品でもあります。

映画ファンやアレックス・デ・ラ・イグレシア監督のファンには必見の作品だと思います。

ぜひ、スクリーンで！

staff：HAL10&y